恋したい20代に絶対おすすめの 恋愛小説5選
少し、大人な恋がしたい
そんな20代のお手本になるような
連載小説を 5つご紹介したいと思います。
【恋したい20代に絶対おすすめの恋愛小説①】
「タイニータイニーハッピー」/飛鳥井千砂
<内容> 東京郊外の大型ショッピングセンター
「タイニー・タイニー・ハッピー」、
略して「タニハピ」。
商品管理の事務を務める徹は、
同じくタニハピのメガネ屋で働く
実咲と2年前に結婚。
ケンカもなく仲良くやってきたつもりだったが、
少しずつズレが生じてきて…(「ドッグイヤー」より)。
今日も「タニハピ」のどこかで
交錯する人間模様。
結婚、恋愛、仕事に葛藤する8人の男女をリアルに描いた、
甘くも胸焦がれる、傑作恋愛ストーリー。
<解説>
オムニバス形式で読みやすく、
さらっとした読み心地です。
ショッピングセンターで働く
ごく普通の男女の普通の出来事が
流れるように丁寧かつ詳細にかかれています。
【恋したい20代に絶対おすすめの恋愛小説②】
「きみはポラリス」/三浦しをん
<内容>
どうして恋に落ちたとき、
人はそれを恋だと分かるのだろう。
三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛…
言葉でいくら定義しても、
この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。
けれど、人は生まれながらにして、
恋を恋だと知っている―。
誰かをとても大切に思うとき放たれる、
ただひとつの特別な光。
カタチに囚われずその光を見出し、
感情の宇宙を限りなく広げる、
最強の恋愛小説集。
<解説>
沢山のカップルの普通なのに
どこか変な世界を さらりと描きだされています。
自分にもこんな願望や妄想があると
共感できるような 作品です。
淡々とした、短編集といった、
印象もありますが 時々がつんとやられます。
【恋したい20代に絶対おすすめの恋愛小説③】
「楽譜の標本」/小川洋子
楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。
人々が思い出の品々を持ち込む
「標本室」で働いているわたしは、
ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。
「毎日その靴をはいてほしい。
とにかくずっとだ。いいね」
靴はあまりにも足にぴったりで、
そしてわたしは…。奇妙な、
そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。
恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で
描いた珠玉の二篇。
<解説>
恋愛中の男女の気持ちの変化、
特に後期の 言い表しにくい相手への
熱情は反対の気持ちが 生まれてくる箇所は
特に印象深いです。
読後もどこかふわふわした気分に浸れます。
【恋したい20代に絶対おすすめの恋愛小説④】
「ためらいもイエス」/山崎マキコ
<内容>
わたしは仕事以外になにもない、
さっぱりとした日常をいたく
気に入っていたはずだった―
二十八歳にして処女、
仕事ひとすじの奈津美に訪れた予想外のモテ期。
三人の男を前に、はたして彼女は、
棒に振ってしまった思春期を
取りもどすことができるのか。
愛すべき恋愛音痴のための
可笑しくて、やがて切ないラブストーリー。
<解説>
恋をしないまま思春期を過ごしてしまった
主人公の 不器用にも来ながら
仕事に恋愛に体当たりで ぶつかっていく姿が
痛快に描かれた作品。
主人公の成長も見所です。
男女のドキドキも見事に描かれています。
【恋したい20代に絶対おすすめの恋愛小説⑤】
「神様のボート」/江國香織
<内容>
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、
その結果あたしが生まれた。
“私の宝物は三つ。
ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。
必ず戻るといって消えたパパを
待ってママとあたしは引越しを繰り返す。
“私はあのひとのいない場所には
なじむわけにいかないの”
“神様のボートにのってしまったから” ――
恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、
その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。
<解説>
行き先のない恋におちてしまったままの母親を
見守る娘を描いています。
純粋な恋愛に溺れた母親は
果たして幸せだったのか。
そこが考えさせられます。
一度あってしまったことを信じていれば
永遠にしなうことはないと気づかせてくれます。
【まとめ】
20代というと 青春時代も終わり
結婚も考え 恋愛をしなければなりません。
大人の恋が描かれた小説いかがでしょうか。
現実的なものからちょっとミステリアスなものまで
読んでもらいたい本ばかりです。
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